活動レポート
第52回共同調査「労働組合組織と活動と機能」では、今年、第1弾となる報告書を発行しました。この調査結果をどのように解釈すればいいのかを議論し、参加組織の皆さんとの質的な情報交換をおこなう場として、2024年11月26日、大阪府立労働センターにて意見交換会を開催しました(オンライン併用)。現地・オンラインあわせて43名が参加し、労働組合の皆さんの関心の高さがうかがわれました。
本共同調査は、労働組合の組織構造やさまざまな活動をデータベース化し、意識調査と結びつけて分析を行い、組合に対する関与意識への効果をみんなで明らかにしようという取り組みです。今回の意見交換会は、「フェイス」「教育」の2つの領域がテーマ。
研究員による報告では、「組織規模が大きいほど/組合役員の比率が高いほど、『組合関与』が高いのか?」や、組合員向けに実施されるセミナーについて「本部より支部が開催するほうが/対面で周知するほうが、『組合関与』が高いのか?」などについて、結果や解釈を共有しました。
参加者からは、「自組織にも同じことが当てはまる」「意外な結果だった!」など、さまざまな反応が聞かれ、ある組織の悩みに対して、別の組織や研究者からアドバイスする場面もあるなど、活発に意見がかわされました。また、参加者から調査項目に関する質問や提案もあり、調査のブラッシュアップにもつながりそうです。
第52回共同調査の意見交換会としては初めての開催でしたが、大変盛り上がり、有意義な機会となった意見交換会。次回は12/26(木)、「情報宣伝」「組織内活動」の領域にスポットを当て、東京(アイオス五反田)で開催予定です。
※第52回共同調査についてはこちらをご参照ください。